ご主人のデッサンが息づく造作の家・帯広市Fさん邸

2021年に竣工した帯広市のF邸は、海外の住宅デザインの要素を取り入れたモダンなインテリアが魅力の住まい。ご夫婦・お子さま・愛犬で暮らすご自宅を訪ねました。

帯広市Fさん邸のポイント
・ご主人のデッサンを基に仕上げた外観と造作の数々
・シンボルツリーが視線の先に広がる幅広エントランス廊下
・段下がりリビング+プロジェクター照明でテレビを置かない設計
・ロール式の戸でゲージ代わりにもなるリビング内ドッグスペース
・洗面台・棚・ヘッドボードまで隅々まで造作で統一

ご主人が描いたデッサンから生まれた外観

外観はご主人が描いたデッサンを基にデザインしました。外壁には「落ち着いた印象のグレーの塗り壁にしたい」というご希望から、いくつかのサンプルの中から選んでいただいた漆喰を採用しています。

ガレージには電気自動車の充電用コンセントを設置。停電時には車のバッテリーから家庭へ電力を供給できる仕様で、災害時の備えにもなっています。

玄関のベンチと手すりはご主人のオリジナルデザイン。一見ただの壁に見える部分には隠し扉が仕込まれていて、シューズクロークとパントリーへとつながっています。海外のインテリア写真を参考にしながら細部の調整を重ねて形にしました。

シンボルツリーが視線の先に広がる玄関廊下

「ここの場所のイメージから家づくりが始まりました」(ご主人)と語るのが、この廊下を兼ねたエントランスです。玄関を入ると視線がそのまま庭へと抜け、シンボルツリーが目に入る設計になっています。

廊下としてはあえて広めの幅に設計し、ゆとりある空間にしました。「仕事から帰ってきた時に、この緑が目に入ると疲れが抜けていくんです」(奥様)と、ご夫婦のお気に入りの場所となっています。

家具を絞ってすっきり仕上げたリビング

ゆとりあるLDKのうち、リビング部分はダウンリビングにして空間にメリハリを生み出しました。

お子さまが触れてしまうため、テレビは置かずにプロジェクター付き照明で壁に映し出すスタイルを採用。壁の一部にはステレオを収めるニッチを設け、家具を抑えたすっきりとした印象のリビングに仕上がっています。

リビングの一角に設けたドッグスペースには換気扇を取り付けました。ロール式の戸を下ろせば、簡易ゲージのようにも使える仕組みです。

収納の入り口も隠し扉仕様に。たっぷり物が収まるよう、しっかりとした面積を確保しています。

開放感のあるアイランドキッチンで効率よく

キッチンはクリナップ製を採用。グレーを基調としたインテリアに馴染むよう、面材や天板のパターンを吟味して選びました。「アイランドキッチンの開放感が気に入っています。材料をたくさん並べてもスペースに余裕があって、作業がしやすいんです」(奥様)

キッチンとダイニングの距離が最短で取れているため、食事後の片付けもスムーズ。写真右側の壁にはお子さまのお便りを掲示したり、買い物リストを書き留めたりできるマグネットボードを設置しています。

細部まで造作で表現したこだわりの空間

洗面所の入口にはハイドアを使用。造作の洗面台と棚は、ご夫婦のイメージを擦り合わせながら、グレーのダイノックシート(耐水性のある塩化ビニル樹脂フィルム)で仕上げました。

「将来子どもがゲームを楽しむようになったら、目の届く場所で遊ばせたい」というご希望から、2階のホールに用意した共有スペース。造作の棚はご主人に描いていただいたデッサンを基に製作しました。

主寝室はベッドのヘッドボードがクローゼットとの仕切りを兼ねる構成。ドアを設けないセミオープンスタイルに仕上げています。

色合いや棚のサイズも含め、すべてご夫婦で相談しながら決めていったF邸ならではの仕様です。

子ども部屋は、将来的に間に壁を立てて二部屋に分けられる造りに。こちらも「整理整頓の習慣が身についたら」との考えから、クローゼットはドアを設けないオープンスタイルとしています。

施主インタビュー

石井建設に依頼するまでの経緯を教えてください。

Webサイトに掲載されていた施工事例を見て、「いいな」と感じたのがきっかけです。多くのハウスメーカーを検討した中で、特に親身に相談へ乗ってくれたのが石井さんでした。一つひとつの要望をしっかり受け止めてくれていると実感できたことが、契約の決め手になりました。

間取りやインテリアはどのように決めていきましたか?

自分で描いたデッサンや、SNSで見つけた好みの住宅画像を持参して、「こんなふうにしたい」と伝えました。廊下の幅や内装のデザインといった部分は、上棟後に現場に集まりながら細かく打ち合わせを重ねて決めていきました。

工事現場には何度も足を運ばれたそうですね。

合鍵をいただいて何度も足を運び、「ここはこうしたらいいかな」と夫婦でイメージを膨らませていきました。通常は着工後のプラン変更は難しいと思うのですが、石井建設では「平面図だけでは判断しにくいですから」と、内装などを実際の建物を見ながら決めさせてもらえました。すべて当初の予算内に収めてもらえたので安心感がありましたね。

実際に暮らしてみての感想はいかがですか?

細部までイメージ通りの仕上がりで、本当に満足しています。工事中も「この部分の木の太さはこれで大丈夫ですか?」と、こちらのこだわりを一つひとつ確認しながら進めてくれたので、「思っていたのと違った」という箇所が一切ないんです。

先ほど「親身に寄り添ってくれた」とお話ししましたが、その姿勢は契約前も工事中も、住み始めてからも変わりません。何かあればすぐに話せて、向こうから声もかけてくれる。そんな関係でいられるのもとても嬉しいですね。

この記事を書いた人

石井建設

北海道・十勝・帯広の工務店 (株)石井建設の石井靖久です。お客様の要望を叶えるこだわりの注文住宅を丁寧なプランニング、そして腕の良い大工さん、職人さんたちと造作、意匠、住宅性能、品質面でも実現するため、年間3棟限定の家づくりをしています。